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Channel: 限りなくいとおしい
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京都旅行4

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京都旅行テーマ源氏物語。


梨木神社。
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いわく、花散里や帚木で登場する「中川」のモデル、かもしれないとか。今はなき川だけど。
花散里の人生は幸せなのだろうか、とたまに考える。

いやたぶん、源氏物語内ではいちばん穏やかでおいしいポジション、花散里自身も幸せを感じていたのだろうけれど。



梨木神社の向かいには廬山寺が。
紫式部の邸宅跡。
限りなくいとおしい-2013031115230000.jpg

ここがとても素敵で!!

大通りに面しているはずなのに静謐で、小道にわくわくして、ほうと落ち着けて。


限りなくいとおしい-2013031115030000.jpg
ん、何この階段!!(・∀・)+*゚


限りなくいとおしい-2013031115030001.jpg
……!?
意味はないの?笑

「めぐりあひて~」が書かれた石や、源氏物語絵巻や、貝合わせなど、どれも興奮するものばかり。

名所になってないのって、やっぱり小さな寺だからなのかな?
ずっとひっそりやっててほしい。
静けさは財産だ、と、そのとき思った。
境内の拝観料は少し高いが。




二日め、野宮神社。
限りなくいとおしい-DCIM0113.jpg

こちらは六条の御息所が伊勢へ下る前にいたとされるところ。

源氏物語クイズとか貼ってあった。難しかった。


二日め、前述のとおりめちゃくちゃ疲労してて、回れるかしらんくらいに心許なかったのですが。

なぜか野宮神社で参拝したら、気づいたら疲れが取れてた!!笑



なんだろ、疲労ピーク関係の問題なのかな。
ともかくそれからは安心してずんずん歩ける体になったので良かった。


野宮神社からバス停までの竹林も、素敵。





三日め。

いよいよこの旅行最大のお目当て、宇治!

だけど、コース回り切れず残念。

まあまた行くのだ。



駅出てすぐに、なんか飲食店があったので入った。

茶そばと黒蜜わらびもち、なかなか美味しかった(。・ω・。)

で、結構お腹いっぱい。





そして橋姫神社。

宇治十帖最初の巻の、「橋姫」の舞台とされる場所。



なんだけど、あまりにも町に溶け込みすぎ、小さすぎて、一旦通りすぎてしまった!

町のお店のおじいちゃんに道を聞いて引き返す。




そしてそのまま、宇治橋まで戻る……。

本当はもっと奥まった所、早蕨とか平等院まで行きたかったけれど、やっぱり時間がなくて。




宇治橋、紫式部。
限りなくいとおしい-DCIM0116.jpg


宇治橋がなかなか乙な景色で、川のせせらぎと共にしばらく堪能してしまった。



宇治橋を渡り右折したところに、いよいよ源氏物語ミュージアム。


シーズン中に行きたいところだ。
何せ庭には季節の花が咲く。これ六条院そのもの。


六条院のジオラマ。
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私は夕顔推しなんだけど、もちろん紫の上が大好きなので、春にまた来たいなー。

それぞれのシーンを再現した着物とか、牛車とか、空蝉の囲碁シーンとか、匂宮の焚いた香各種とか源氏物語あらすじムービーとか、色々あった。


橋姫、浮舟の映画もやってたんだけど、それも時間の都合上見られず。次の課題。


薫が八宮邸宅で姉妹を覗いたシーン再現。
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順路を抜けるとコンピュータがあって源氏物語クイズが。

初級・中級はめっちゃ簡単なんだけど、上級は全然ダメ。

しかしついこないだ国語、日本史受験した者として、

「源氏物語以前に作られたもの
1十六夜日記
2更級日記
3蜻蛉日記」

を間違えたのは失態。笑


図書館はやはり充実。源氏物語にどれだけの解説本があるのやら。そのわりに現代語訳が少なかったけど。

いずれ読もう、という本を見つけて、その日は帰宅の途へ。


宇治駅に戻るまでに雨が降ってきて焦る。






宇治上神社も寄らず、今回はこれで終わり。

今度までにもっと調べて、もっと源氏物語を知って、再び京都に訪れたい。今回行かなかった他の場所も。


私は『あさきゆめみし』と与謝野晶子訳を途中までしか読んでおらず、解説も解釈も素通りしてきたので、こんな浅い知識じゃなくってもっと真に深まってから。ね。





京都一人旅、これにて終了。
山に囲まれた都会、というのが私のツボ。
これから何度だって行ってやる。


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